昨日は患者さまの退院に同行しました。
2020/04/19
昨日は患者さまの退院に同行しました。
患者さまの状態
患者さんは慢性呼吸不全の方です。
夜だけ人工呼吸器を使用されています。
今のところは、昼間は人工呼吸器なしでも落ち着いています。
リスクはあるが、退院されることに
この方は、大阪府内のB病院に入院されていましたが、兵庫県内の自宅に退院してこられることになりました。
こひつじが、退院後、訪問診療・往診を担当することになりました。
退院に私も同行することに
呼吸器を使用されている方ということで、多少のリスクがあるため、自宅までの移動には民間救急の車を利用されることになりました。
移動中に何かあっても大変だし、自宅についてからの呼吸器の設定にも万全を期する必要があります。
そこで、この方の退院にはB病院の主治医と、私が同行することとなりました。
退院に医者が二人も同行するというのは、少しやり過ぎな感じもするのですが、要望もあったので行ってきました。
移動には約40分かかりましたが、移動中には、まったく問題は起こらず、非常にスムーズに家まで帰ってくることができました。
やり過ぎでちょうどいいぐらい
いつも思うことなのですが、旅行同行であっても、それ以外の医療の場面であっても、いろいろな起こりうる問題に事前にやり過ぎぐらいに対策を立て、準備をしておくと、実際には何も問題が起こらず、スムーズに終わります。
反対に、こんなことは起こらないだろうから、別にそこまで準備しなくてもいいだろうと思って、対策をしてないと、そんな時に限って、その問題が起こったりするのです。
最善を期待し、最悪に備える
人生のいろいろな場面で、最善なことが起こることを私たちは期待します。
これは大事なことだと思います。楽観的な方がストレスが少ないでしょうし、起こると信じたことが実際に起こるということはあると思います。
でも、それと同時に起こりうる最悪は何かと想像し、それに備える、ある程度の対策を考えておくということもきっと大事なんでしょう。
この日のできごとを通して、そんなことを考えたりしました。